ジェームズ・ロバートソン・ジャスティス
Captain Robertson D.S.O
レナード・モスレイが自伝小説『猫と鼠』をドナルド・テイラーと共同で脚色、TV・演劇の演出家ジョン・リウェイン・モキシーが演出したスパイ映画。撮影はデスモンド・ディキンソン、音楽はウルフラム・ローリグ、ダグラス・ガムレイ、ケン・ジョーンズが担当した。出演は「潜水艦U153」のジェームズ・ロバートソン・ジャスティス、ドイツの男優アドリアン・ホーフェン、「怪人マブゼ博士(1960)」のペーター・ファン・アイク、ロバート・アーカート、グロリア・メストレなど。製作はドナルド・テイラー。
一九四二年、カイロはスパイの巣窟だった。ロンメルはヒトラー総統の命令で、ナイル河畔のイギリス軍を撃破せねばならなかった。彼はイギリス軍の作戦を報告させるべく、腕ききのスパイ、エプラー(アドリアン・ホーフェン)をカイロに送り込んだ。キャバレーのダンサー、アミナは戦前からのエプラーの恋人で、エジプトの反英グループの一員でもあり、彼の任務に協力する。その頃、イギリス軍もドイツスパイの動きをキャッチし始めた。危険を察したエプラーはアミナの船室に無電機を移動させた。イギリス諜報機関長ロバートソン大佐(ジェームズ・ロバートソン・ジャスティス)は市内の歓楽街でイベットという女性と知りあう。彼女はエプラーがキャバレーで使用した紙幣から彼をドイツのスパイだと判断し、このためドイツのスパイ網が暴露した。その頃、アミナの美しさに魅了された英軍司令部のウィルソン少佐は、彼女の船室で麻酔剤をかがされ、作戦計画書を奪われ、内容は直ちにロンメルに打電された。ところがその電波によって彼女は包囲され、忍びこんだイベットに刺されてしまった。悲鳴をきいてかけつけたエプラーも、ロバートソン大佐の前で最期をとげ、ドイツのスパイ団は全滅した。イギリス軍の作戦がドイツにもれたのではないかと、イベットが心配したとき、ロバートソン大佐は、ウィルソン少佐の持っていた書類が偽ものであることを語った。
Captain Robertson D.S.O
John Eppler
Radek
Count Almaszy
Major Wilson
Sandy
Yvette
Amina
監督
原作、脚色
製作
製作、脚色
撮影
音楽
音楽
音楽
[c]キネマ旬報社