完全なる良人
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完全なる良人

1955年5月28日公開、コメディ/恋愛
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「絶壁の彼方に」のシドニー・ギリアットとフランク・ローンダーのティームが一九五四年に製作した色彩恋愛コメディ。ギリアットとヴァル・ヴァレンタインの脚本をシドニー・ギリアットが監督した。イーストマンカラー(プリントはテクニカラー)の撮影は「夜の来訪者」のテッド・スケイフ、音楽は「黄金の賞品」のマルコム・アーノルドである。出演者は「獅子王リチャード」のレックス・ハリソン、「快傑紅はこべ」のマーガレット・レイトン、「恋を追う女」のケイ・ケンドール、「女性の敵」のニコール・モーレイ、「四重奏」のセシル・パーカー、「黄金の賞品」のジョージ・コール、レイモンド・ハントレー、マイケル・ホーダーンなど。

ストーリー

彼(レックス・ハリソン)が我にかえったところは見知らぬ漁村のホテルだった。やっとここがウェイルズの小さな漁村であることを知ったが、どういうわけでここにいるのかちっともわからない。精神病の権威レウェリン教授は、記憶喪失症と彼を診断した。調査の結果、彼はロンドンに住むチャールズ・ハザウェイなる人物と判明し、その住所へ行ってみると、今売出しの写真師モニカ(ケイ・ケンドール)が愛妻として彼を迎えるのだった。彼女は彼が重要使命で姿をかくしたとばかり思っているのだ。彼女のこまやかな愛情にひたりながらもどうも落着かぬ彼は、彼がウェイルズに発つ前にいたというクラブへ行って見た。すると見知らぬ男が有無をいわせず彼をサーカスへ連れて来た。何とサーカスの女花形ローラ(ニコール・モーレイ)も彼の妻だというのである。彼女の父の経営するイタリア料理店へ連れて行かれて、何とか逃げようとするがだめ、翌朝ようやく脱け出しては見たものの、彼の妻らしき人物は後から後から現れて合計六人となった。重婚罪に問われて法廷に立った彼は、女弁護士チェスターマン(マーガレット・レイトン)の堂堂たる無罪弁論を無視して自ら有罪を主張し、傍聴にいならぶ六人の妻の反対もものかわ刑に服した。--そして刑満ちて晴れの出獄の日、表門から出ようとするとそこには六人の妻が揃って待構えているではないか、怖れをなして彼は裏門からこっそり出たが、またしても、後から車で追いかけてきたチェスターマンにキャッチされてしまった。

キャスト

レックス・ハリソン

レックス・ハリソン

A Man Who Has Lost His Memory

マーガレット・レイトン

マーガレット・レイトン

Miss Chesterman

ケイ・ケンドール

ケイ・ケンドール

Monica

セシル・パーカー

セシル・パーカー

Professor Llewellyn

ニコール・モーレイ

ニコール・モーレイ

Lola

ジョージ・コール

ジョージ・コール

Luigi Sopranelli

レイモンド・ハントレー

レイモンド・ハントレー

J. F. Hassett

マイケル・ホーダーン

マイケル・ホーダーン

The Judge

ロバート・クート

ロバート・クート

Jack Carter

エリック・ポールマン

エリック・ポールマン

Papa Sopranelli

マリー・バーク

マリー・バーク

Mama Sopranelli

エリック・ベリー

エリック・ベリー

Mr. Fortescue

アーサー・ハワード

アーサー・ハワード

Clerk of the Court

チャールズ・ロイド・パック

チャールズ・ロイド・パック

Mr. Daniels

デレク・シドニー

デレク・シドニー

Josef Sopranelli

ガイ・デギー

ガイ・デギー

Stromboli

ヴァレリー・フレンチ

ヴァレリー・フレンチ

Bridget

ジル・アダムス

ジル・アダムス

Miss Brewer

アーシュラ・ハウエルズ

アーシュラ・ハウエルズ

Miss Pargiter

ロマ・ダンヴィル

ロマ・ダンヴィル

Sixth Wife

スティーブン・バーコー

スティーブン・バーコー

Dr. Thomson

サリー・レーヒー

サリー・レーヒー

Nurse

ノラ・ゴードン

ノラ・ゴードン

Housekeeper (Mrs. Miller)

ミュリエル・ヤング

ミュリエル・ヤング

Clara

ノエル・フード

ノエル・フード

Gladys

パット・ケニヨン

パット・ケニヨン

1st Model

ドリーン・ドーン

ドリーン・ドーン

2nd Model

マイレット・モーベン

マイレット・モーベン

Miss Prosser

ジョン・ロビンソン

ジョン・ロビンソン

Club Secretary

サム・キッド

サム・キッド

Barman-Adelphi Club

ポール・コンネル

ポール・コンネル

Barman-Cardiff Hotel

ニコラス・タンナール

ニコラス・タンナール

Usher

グレアム・スチュアート

グレアム・スチュアート

Government Messenger

イーニッド・マッコール

イーニッド・マッコール

Welsh Chambermaid

ジャネット・リッチャー

ジャネット・リッチャー

Typist-Ministry of Munitions

アルフレッド・バーク

アルフレッド・バーク

Porter

デヴィッド・イェーツ

デヴィッド・イェーツ

1st Detective

ロバート・シドニー

ロバート・シドニー

2nd Detective

モニカ・スティーブンソン

モニカ・スティーブンソン

Olwen

スチュアート・サンダース

スチュアート・サンダース

Police Sergeant

ジョージ・ウッドブリッジ

ジョージ・ウッドブリッジ

1st Warder Old Bailey

ジョー・クラーク

ジョー・クラーク

2nd Warder Old Bailey

フランク・ウェブスター

フランク・ウェブスター

3rd Warder Old Bailey

アーサー・コルテス

アーサー・コルテス

Luigi's Car Driver

ピーター・エドワーズ

ピーター・エドワーズ

1st Fisherman

エリック・ロイド

エリック・ロイド

2nd Fisherman

スチュアート・グラハム

スチュアート・グラハム

Government Messenger

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作品データ

原題
The Constant Husband
製作年
1954年
製作国
イギリス
配給
東和
初公開日
1955年5月28日
製作会社
ロンドン・フィルム
ジャンル
コメディ恋愛


[c]キネマ旬報社