ランドルフ・スコット
Bill_Doolin
「海賊ブラッドの逆襲」と同じくハリー・ジョー・ブラウンが製作し、ゴードン・ダグラスが監督した1949年作品の西部劇。脚本は「西部の無法男」のケネス・ガメット、撮影はジョージ・ロートン・ジュニア、作曲はジョージ・ダニング(「ジョルスン再び歌う」)とポウル・ソウテル(「拳銃の誓い」)。主演は「死闘の銀山」ランドルフ・スコットと「剣侠ロビン」のジョージ・マクレディで、ルイズ・オルブリットン(「愉快な家族」)、ジョン・アイアランド(「赤い河」)、ヴァージニア・ヒューストン(「追いはぎ」)、チャールズ・ケンパーらが助演する。
1889年、オクラホマ地方は移住者に解放されたので、そこの大勢のカウボーイは失業した。ビル・ドゥーリン(ランドルフ・スコット)は、アーカンサス(チャールズ・ケンパー)、レッド・バック、小ビル、ビター・クリーク、タルサ・ジャックらを糾合してギャング団を作り、列車や銀行を襲った。かれらがよく身を隠すインガルスの町のダンスホールは、アーカンサスを想っているメリサ(リー・パトリック)が経営しており、そこの踊り子でシマロンのバラと呼ばれる美しい娘(ルイズ・オルブリットン)はビター・クリークと恋仲だった。その頃保安官ヒューズ(ジョージ・マクレディ)の一隊が、ドゥーリン一味を検挙すべくやってきたので、ドゥーリンは3ヵ月後の再起を期して、部下を解散させた。堅気になって、ドゥーリンは農場を買い、エレイン(ヴァージニア・ヒューストン)と結婚した。時期が来て、もとの部下たちはドゥーリンに再起を促すが、彼にまったくその気はなかった。だがくされ縁で仕方なく、妻と別れて再びギャングになった。ドゥーリン一味は保安官たちの待ち伏せをくい、ドゥーリンと小ビルだけが危うく農場に逃れた。そこにはエレインがドゥーリンを待っており、2人は安全な場所に逃れて新しい生活を始めようとした。だがこれは保安官の知る所となり、ドゥーリンは、妻に逃亡者の苦しみをなめさせるよりは、自らの死を選ぶことを潔しとした。
Bill_Doolin
Sam_Hughes
Rose_of_Cimarron
Bitter_Creek
Elaine_Burton
Arkansas
Little_Bill
Cattle_Annie
Heck_Thomas
Melissa_Price
Deacon_Burton
Red_Buck
Tulsa_Jack
Reverend_Mears
Wichita
監督
脚本
製作
撮影
音楽
音楽
美術
編集
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