ブリジット・バルドー
Maria
「地下鉄のザジ」のルイ・マルが、ジャン・クロード・カリエールと共同でシナリオを執筆、自ら監督したアクション・コメディ。撮影は「シベールの日曜日」のアンリ・ドカエ、音楽は「軽蔑」のジョルジュ・ドルリューが担当した。出演は「軽蔑」のブリジット・バルドー、「小間使の日記」のジャンヌ・モロー、「偽りの心」のジョージ・ハミルトン、ほかにグレゴアール・フォン・レッツォリ、クラウディオ・ブルックなど。2024年9月13日より『ブリジット・バルドー レトロスペクティヴBB生誕90年祭』にて劇場上映(配給:キングレコード)。
マリー(B・パルドー)は刑務所生まれ。スジ金入りのアナーキストの父を助けて破壊活動をつづけていたか、父に死なれて官憲に追われるうちある小さな町に来た。そこではいましも旅芸人ロドルフォ一座が開演中。花形はマリア(J・モロー)という歌手で、コンビの相棒が自殺して困っていたところ。空腹で迷いこんで来たマリーをスペイン語式にマリアとしてマリア・コンビを作った。たちまち人気者になった。この中南米の架空の国では、悪政に耐えかねた民衆の暴動がひんぱんとあった。一座がある村を通りかかったとき暴動が始まり、一同高見の見物。ところが血筋は争えぬマリー、鉄砲で政府軍の兵隊をブッ放してしまった。おかげで一座もろとも捕われの身となり、死刑囚フロレス(G・ハミルトン)らと牢獄にぶちこまれてしまった。この男、マリアのファンでかつて彼女の所に日参していた。二人は銃殺を前に愛の一夜を送った。翌日、二人のマリアはこの辺の権力者にロドリゲスの所に呼び出され、そこに機関銃のあるのを見たマリーはそれでバリバリやってまんまと脱出した。が、この騒ぎの中でフロレスが銃弾を浴び、マリアに「戦いをつづけてくれ」と言い残して死んだ。俄然マリアは革命にめざめ、美女二人のリードのもとに勝利に向ってまっしぐら。ロドリゲスも大砲までもち出して猛反撃。だが二人の力の前にアエなく屈した。こうして革命の恩人二人のマリアは聖母マリア以上の人気。こうなると教会側も捨ててはおけない。マリアたちは捕えられ、殺されかかったところを革命軍側の総反撃で助け出された。ついに革命は成功、花吹雪と歓呼の中をフロレスの銅像に別れをつげ、一座は旅立って行った。
Maria
Marry (Maria)
Flores
Madam Diogene
Diogene
Rodlfo
Rodrigues
監督、脚本、製作
脚本
製作
撮影
音楽
美術
編集
編集
衣裳デザイン
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