ヴィンチェスワフ・グリンスキー
Lieutenant Grabinski
第二次世界大戦中実際に起った戦記をもとに、ヤヌーシュ・メイスネルとレオナルド・ブチコフスキーが共同でシナリオを執筆、レオナルド・ブチコフスキーが監督した戦争秘話。撮影はセヴェリン・クルシェユスキー。音楽はタデウシュ・アルハマンとユゼフ・バルト・チャックが担当した。出演は「地下水道」のヴィンチェスワフ・グリンスキー、「夜行列車」のイグナチー・マホフスキー、他にアレクサンデル・セヴルークなど。
第二次大戦が勃発し、ドイツの怒濤のような進撃が、ヨーロッパの国々に吹き荒れていたころ。ドイツに占領され基地を失ったポーランド海軍の虎の子潜水艦オジェロ号は、バルト海をさまよっていた。すでに燃料は残り少く敵艦の激しい攻撃をうけ、船体も破損していた。こうなれば、危険を承知の上で、中立国の港に寄港し、船体を修理し燃料を注入して再出発するより手はない。しかしオジェロ号は、船体の修理に手間どり、国際規定の中立国仮泊時間二十四時間を超過してしまった。たちまち、オジェロ号は武装解除をうけ、船長は下船させられ、海図もとりあげられて、終戦までダ捕される被目となった。しかし、オジェロ号には祖国を守るべき使命があるのだ。船長を失い、変わって指揮をとるグラビンスキー(W・グリンスキー)のもと、オジェロ号は、決死の脱出を計った。が、脱出は成功したものの、海図はなく、燃料も満足に補給されてなく、オジェロ号は、危険な盲目航海を始めた。そうしたある日、オジェロ号は、敵国の商船を発見し、空砲を向けて商船を停め燃料を補給し、商船に火をはなって、再び潜航した。すでにまわりには敵艦がむらがり集っていたのだ。それからもオジェロ号は、間断ない敵艦、敵機の攻撃を受け、船体を再び損傷し、浸水もひどくなる一方であった。そうしたある日、やっと一息つきオジェロ号が浮上した瞬間、また敵の大艦隊にかこまれてしまった。今や絶体絶命のオジェロ号だったが、グラビンスキーは、敵のドイツ艦隊の意表をつく奇抜な作戦で、この重囲を脱出した。--敵艦の船腹にピッタリと付き、エンジンも敵艦と同調させ、敵の音波探知器をまどわしたのだ。--失われた基地を求めて、オジェロ号は再び、死海に潜航した--。
Lieutenant Grabinski
Captain Kozowski
Sub Lieutenent Pilecki
Sub Lieutenant Roland
Mieshipman Morawski
Able Seaman
Bosun Pierzchala
Bosun Wiktorczyk
Bosun Mirta
Able Seaman Okon
Able Bryt
Able Seaman Sznuk
Bosun Serafin
Consultant
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