花弁が濡れるとき
花弁が濡れるとき
-

花弁が濡れるとき

1968年8月31日公開
  • 上映館を探す
  • みたい
    0
  • みた
    0
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

デンマークの作家エンス・アウグスト・シェーデのベストセラー小説を、ポール・ボルムとヘニング・カールセンが脚色し、「餓え」のヘニング・カールセンが監督した。撮影はヘニング・クリスチャンセン、音楽はクシシュトフ・コメダが担当している。出演は「歓喜のたわむれ」のハリエット・アンデルソン、演劇畑出身のエリク・ベーデルスー、エヴァ・ダールベック、ロン・ロードなど。製作はイエラン・リンドグレンとヘニング・カールセン。

ストーリー

デンマークの大学で植物学を専攻するハンス(E・ベーデルスー)は、彼の婚約者でありながら他の男と交渉をもったミトラに会うため、汽車で故郷に向った。ミトラのことや、ねんごろにしている人妻エバンゲリーネのことなどを考えていたが、ハンスは自分の前の席に坐った踊り子のソフィア(H・アンデルソン)に強くひかれ、汽車のトイレの中で、欲望をとげた。次の駅でハンスは乗り換えたが、ソフィアのコンパートメントにはエバンゲリーネの夫シャロフが入ってきた。二人はじゃれつくようにして求めあった。リオに到着したソフィアは、シャロフと共にラモンを訪れた。ラモンはソフィアに言い寄り、彼女を手に入れた。おもしろくないシャロフは、車の中でラモンを刺殺した。翌日、ソフィアは売春婦になることを望んで、むかし父の愛人だった女の店を訪ねた。一方デンマークのハンスとミトラが同棲している下宿にはエバンゲリーネが訪れたが、ハンスはいつもソフィアのことを考えていた。そのソフィアはニューヨークに渡り、ギャング団の仲間入りをしていた。ハンスとミトラは結婚式をあげた。エバンゲリーネは夫シャロフのもとに帰り、命じられて売春婦となった。結婚はしたものの、ハンスとミトラはうまくいかなかった。その頃、ソフィアはニューヨークで、ダンサーとして売れていた。たまたま会ったシャロフから、ソフィアがリオにいると聞いたハンスは、ミトラを連れて、リオに旅立ったが、店の女王人に誘惑され、また同時に二人の女を抱いた。その女たちからソフィアがニューヨークにいることをきいたハンスは、そこへ向った。ソフィアが奇抜な発言をし、新聞にかきたてられたことがきっかけで、ハンスとソフィアはめぐり会い、リオの二人の女をまじえて、すばらしい愛の生活がはじまった。走る寝台車の中、ソフィアは覆面の男に抱かれる。ところが翌朝目さめた時、男の姿はなく、食べたはずのチョコレートもそのままだった。これまでのことは一切が幻想だったのだろうか?……。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
People Meet and Sweet Music Fills The Heart
製作年
1967年
製作国
スウェーデン デンマーク
配給
日本ヘラルド映画
初公開日
1968年8月31日
製作会社
サンドリュー=ヘニング・カールセン・プロ


[c]キネマ旬報社