トニー・カーティス
Chester Schofield
「素晴らしきヒコーキ野郎」のジャック・デイヴィスとケン・アナキンの脚本を、ケン・アナキンが製作・監督したカー・レースの物語。撮影はガボール・ポガニー、音楽はロン・グッドウィンが担当した。美術はエルベン・ウェッブ、ボリス・ジュラガ、編集はピーター・テイラー、特殊効果はディック・パーカー。車製作・技術顧問はデイヴィッド・ワトソンの担当。出演は「絞殺魔」のトニー・カーティス、「大強盗団」のスーザン・ハンプシャー、「新・黄金の七人 7×7」のテリー・トーマス、「ブロンドの罠」のミレーユ・ダルク、ゲルト・フレーベほか。テクニカラー・パナビジョン(シネラマ方式)。
モンテカルロ・ラリーといえば、現在では、プロ中のプロが競う代表的なレースだが四十年前には、冒険好きな紳士たちが腕をみせるアマチュア・レースであった。ラリーはまずモンテカルロから等距離の地点を出発して、一定のスピードで集合場所に到着せねばならない。さて出場者たちは、ヨーロッパの五つの地点から同時に出発した。スコットランドからはアメリカ人ギャンブラーのチェスター(トニー・カーティス)と英国貴族のカスバート(テリー・トーマス)が、ストックホルムからは、ドイツの巨漢で逃げこみのうまい前科者シッケル(ゲルト・フレーベ)と相棒のオットーの組と、ドーリッシュ少佐と部下キットの二組が、シシリア島からは、女性ドライバーのマリー(ミレーユ・ダルク)らの組と、警官ランチアが出場した。集合地点はグルノーブル。数々のアクシデントに出合いながらも到着。次はモンテカルロへ。人も車もへとへとになったが、なんとか全員たどりついた。だが、全車あまりに失点が多すぎるので市内のグラン・コルニシュ道路で再レースを行ない優勝者をきめることにした。さてさて、またもやアクシデント。タイヤを盗んだ者が出たり、ドイツのシッケル組の密輸がばれたり……。そして優勝のトロフィーはシシリアを出発した警官ランチアの組が受けた。だがランチアは難コースを走破したマリーらの女性組に敬意を表してトロフィーをゆずったのである。四十年前の、なんともおおらかなモンテカルロ・ラリーである。
Chester Schofield
Betty
Sir Cuthert Ware Armitage
Perkins
Schickel
Otte
Major Digby Dawlish
Lt. Kit Barrington
Angelo Pincelli
Marcello Agosti
Marie Claude
Pasquale
Dominigue
Monsieur Vendredi
監督、脚本、製作
脚本
撮影
音楽
美術
美術
編集
特殊効果
車製作・技術顧問
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