ウィリアム・ファーナム
George_Arnold
「レ・ミゼラブル」「X夫人」そのほかを監督したフランク・ロイドが原作および監督をした男性劇で、ウィリアム・ファーナムとルイズ・ラヴリーの共演であることは「冒険者(1920)」「大洋の涯」そのほかと同様である。
ロンドンの富豪ジョージ・アーノルドはフローレンスという女の素性も知らずに求婚した。彼はフローレンスが彼の友人ハリー・ベントンと共謀し彼を欺いて石油株に投資させ、一文無しとするまで彼女を信じていたが、欺かれたと知って奮然復讐を誓った。彼はベントンとフローレンスを追って米国へ行ったが、生活に窮して船渠に働くうち、ベントンが米国実業家ガーフィールソの娘ヘレンと結婚しようとしているのを知り、ヘレンやベントンがヨーロッパ旅行の航海に出た時、その船の火夫として乗り組み、大洋上にベントンとの間に大格闘を演じたが、運拙なく鉄鎖に繋がれる。船が沈没した時ジョージとヘレンとベントンの3人のみが不思議に助かりある孤島に漂着する。ベントンはヘレンに侮辱を与えんとしてジョージに殺され、2人は救われて後楽しい新境涯に入る。非表 M1919
George_Arnold
Helen_Garfield
Henry_Benton
Joseph_Carbin
Florence
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