ジョン・クレメンツ
Harry Faversham
イギリス作家A・E・W・メーソンの同名の小説二度目の映画化(第一回は二九年パラマウント)で、「邪魔者は殺せ」のR・C・シェリフが脚色、「バグダッドの盗賊(1940)」のゾルタン・コルダが監督した。撮影はジョルジュ・ペリナール、音楽はミクロス・ローザ(共に「バグダッドの盗賊(1940)」)。主演は「鎧なき騎士」のジョン・クレメンツ、「アンナ・カレニナ」のラルフ・リチャードソン、「若草物語」のオーブリー・スミス、「バグダッドの盗賊(1940)」のジューン・デュプレエで、以下ジャック・アレン、ドナルド・グレイ、フレデリック・カリーが助演。
一九世紀末葉、ハリイ・フェイヴァシャム(ジョン・クレメンツ)は由緒ある武人の家に生れながら戦争を嫌い、親友ジョン・ダランス(R・リチャアドスン)、アーサア・ウィロビイ、ピーター・バロウズらがエジプトに出征した時、軍籍を退いた。友人達は彼を卑怯者として絶交の印に白い羽根を送り、婚約者エスネ(J・デュプレエ)も心中彼の臆病を哀しんだ。ハリイは羽根の恥辱を雪ごうと単身エジプトに渡り、日射病でたおれ盲目となったジョンを、原住民に変装したまま名も告げずにイギリスに帰した。エスネはジョンの持帰った羽根によってハリイの生きていることを知った。一方ハリイは、捕虜となったアーサアとピータアを救おうとして友軍と呼応し、原住民軍を打破った。本国ではジョンがエスネに想いを寄せていたが、ハリイが真の勇気を示したことを知ると、すべてをあきらめた。エスネがハリイを許した時、友人達は彼に羽根の返却を願い出た。
Harry Faversham
Captain John Durrance
General Burroughs
Ethne Burroughs
General Faversham
Lt. Willougby
Peter Burroughs
Dr. Sutton
Young Harry Faversham
Colonel
Adjutant
Lt. Parker
Joe
Sgt. Brown
Dr. Harraz
The Khalifa
Karaga Pasha
監督
原作
製作
撮影
美術
編集
作曲
台詞
台詞
脚色
[c]キネマ旬報社