1930年代の香港を舞台に、ひょんなことから暗黒街の顔役になってしまった男の活躍を描くアクション・コメディ。監督・脚本・主演は「九龍の眼」のジャッキー・チェン、共同脚本・原案はエドワード・タン、撮影はアーサー・ウォン、音楽はスー・ソンが担当。出演はほかにアニタ・ムイなど。
ストーリー
時は大不況の1930年代。一旗あげようと香港にやって来たものの、たちまち全財産をだまし取られたコウ(ジャッキー・チェン)は、突然ギャング組織の抗争に巻き込まれ、成り行きで黒社会のボス、パクを助けてしまう。ところが彼の部下たちはパクが絶命する寸前、コウを後継者に指名したと思い込み、こうしてコウは黒社会のボスの座に収まってしまうのだった。パクの右腕だったフェイ(ロー・リツ)は、この人事を快く思っていたが、パクの腹心の部下チャン(ウー・マ)の補佐よろしく、また美貌の娼婦ヤン(アニタ・ムイ)に一目惚れしたコオは、彼女をナイトクラブで歌わせ、店を繁盛させるのだった。そんな折コオは、昔世話になった花売りのマダム・ローズ(クェイ・アルイ)のために、彼女の娘ベル(グロリア・イップ)の婚約パーティを開く。ところが警察は、それを殴り込みの準備と思い込み、警戒を強める一方、敵対組織はヤンのナイトクラブを乗っ取ろうと企んでいた。しかしそれを察知したコオは、警察の裏をかいて、相手組織の陰謀を叩きつぶし、同時にパーティをも成功させるのだった。
スタッフ
監督、脚本
ジャッキー・チェン
脚本、原案
エドワード・タン
製作
黄祖儀
製作総指揮
レイモンド・チョウ
製作総指揮
レナード・ホー
撮影
アーサー・ウォン
音楽
スー・ソン
編集
チョン・イウチョン
字幕