監督、脚色
ロシアのヴォストーク・キノ(東方映画製作所)から生産された映画で、すべて真実の材料を用い、脚色及び監督はヴィクトル・トウリン氏が当り、撮影は南方をイエ・エヌ・スラヴィンスキー氏、北方をベ・ヴェ・フランツィソン氏が担任した。トゥルケスタンとシベリアをつなぐトゥルシクブ鉄道建設の経済的意義を主題としたものである。(無声)
ストーリー
中央アジアのトゥルケスタンは全ロシアの需要を充すに足る多量の綿を生産し得る土地であったが、残念なことには文化から隔絶されているために食糧を得る途に乏しく、暑熱に喘ぐこの地に時たま貴重な水が流れて来ても彼等は綿畑よりも先に穀物畑を湿さねばならなかった。このトゥルケスタンに穀物を送ればそこの畑からは無尽蔵な綿が採れるのだ。そこで豊かに穀物の穰るシベリアとトゥルケスタンの間に一四四五キロに亘る鉄道が敷設されることになる。
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- Turksib
- 製作年
- 1929年
- 製作国
- ソ連
- 配給
- 千代田洋行
- 初公開日
- 1929年
- 製作会社
- ヴォストーク・キノ
[c]キネマ旬報社