恋の金的:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
恋の金的
恋の金的
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恋の金的

1924年公開
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ニコライ・リムスキー氏が書き卸した台本により「巴里夜話」と同じくセルジュ・ナジュディン氏が監督したもので「覆面の女」「千一夜物語」出演のリムスキー氏と「月給六万円」「覆面の女」等出演のニコラ・コリーヌ氏とが「過ぎゆく影」に出演したアンドレ・ブラバン嬢と共演している。其の他故ポール・ヴェルモワイヤル氏、ルイ・モンフィス氏等が助演する。無声。

ストーリー

南米某国の政客ディアス・デ・トレドは政変に際して故国を亡命するため水夫に変装して欧州行き商船に乗組みマルセーユに上陸した。ディアスは或旅館の給仕に住込み折柄滞在中の米国富豪パーカーの姪シェラと仲良しになり何くれなく世話を焼いてやった。数日後イギリスのハンプトン卿と称する男が此の旅館に泊まりパーカーに取り入って其の長女と婚約を結んだ。卿はシェラの美貌に魅せられて彼女を口説いて二人手を携えて積雪に鎖された山上のホテルに赴いた。卿の虐待に堪えかねたシェラはディアスに救いを乞う手紙を書いた。ハンプトン卿はシェラを置き去りにして下山する途中でディアスと遭い卑怯にもディアスを狙撃して倒し持参金を目的にパーカーの長女と結婚した。ディアスはシェラに介抱されて命を拾った。二ケ月後ディアスは南米でロビー・チャーチと変名し得意の射撃術でシェラを的にして酒場々々を渡り歩いた。南米の不動産視察に来たハンプトン卿夫妻は或晩射撃興行を見てシェラと知り卿は彼女を再び弄ぼうとしてディアスと争闘を始めた。所へ警官達が来て卿を捕縛した。彼は世界を股にかけた大詐欺師プロンダンという悪漢であった。ディアスは大統領が変わったので平和に暮らしたという。

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作品データ

原題
La Cible
製作年
1924年
製作国
フランス
配給
アレドンコ映画社
初公開日
1924年
製作会社
アルバトロス


[c]キネマ旬報社