エマヌエレ・ラマーロ
Carlo
ひとりの男性の74年間の人生を通して、移ろいゆく時代の中で変化してゆくある家族の人間模様を描くドラマ。製作はフランコ・コミッテリ、監督・脚本・編集は「マカロニ」のエットーレ・スコラ、共同脚本はルッジェーロ・マッカリとフリオ・スカルペッリ、撮影はリカルド・アロノヴィッチ、音楽はアルマンド・トロバヨーリが担当。出演はヴィットリオ・ガスマン、ファニー・アルダン、ステファニア・サンドレッリほか。
1906年、大家族のひとりとしてカルロは生まれた。1926年、父が死んだ年、カルロは彼が家庭教師をしているベアトリスの姉、アドリアーナに恋心を抱く。弟のジュリオはいつしかファシストになっていた。1936年、カルロはベアトリスと結婚し、パオリーノとマッダレーナのふたりの子供をもうけていた。そんな平穏な日々も戦後一変する。アドリアーナはフランス人のジャン・リュックと婚約し、収容所から戻ったジュリオは家政婦のアデリーナと結婚した。家族が海へ出かけた夏、カルロとアドリアーナは久しぶりにふたりだけのひとときを過ごした。その年、マッダレーナが結婚するが、数年後他の男と駈け落ちした。こうして時は流れていった。カルロの80歳の誕生日、孫のカルテットが親戚たちを全員招待する。そしてカルロはこの長い年月を感慨深くふり返るのだった。
Carlo
Carlo
Carlo
Beatrice
Beatrice
Adriana
Adriana
Giulio
Giulio
Giulio
Giulio
Adelina
Adelina
Adelina
Aunt Margherita
Aunt Luisa
Aunt Ornella
Jean Luc
監督、脚本、原作、編集
脚本、原作
脚本、原作
製作
撮影
音楽
字幕
[c]キネマ旬報社