スターを夢見てアメリカにやってきた極寒国のバンドが体験する珍道中を描くコメディ。製作はクラウス・ヘイデマン、監督・脚本は「パラダイスの夕暮れ」のアキ・カウリスマキ、共同脚本はサッケ・ヤルヴェンパーとマト・ヴァルトネン、撮影はティモ・サルミネン、音楽はマウリ・スメンが担当。出演はマッティ・ペロンパー、カリ・ヴァーナネンほか。
ストーリー
ツンドラ地方を拠点に活動するレニングラード・カウボーイズのマネージャー(マッティ・ペロンパー)は、彼らの演奏があまりにもひどいことを理由に、プロモーターからアメリカに行くことが唯一の希望であると助言され、ニューヨークのプロモーターを紹介してもらう。そして彼らは、ニューヨークでそのプロモーターに会うが、与えられた仕事は、メキシコに住む彼のいとこの結婚披露宴での演奏だった。そのプロモーターから、今はやっているのはロックンロールという音楽である、と教えられた彼らは、本を買って勉強を始める。メキシコへ向うために、巨大なキャデラックを購入した彼らは、道中田舎の農夫たちがたむろするバーで演奏をし、日銭を稼いだりする。途中、彼らは行方不明だったバンドのメンバーのいとこに偶然出合い、彼の加入で次第にアメリカ受けするバンドになってゆく。そして結婚披露宴の席で、生き生きと楽しそうに演奏するメンバーの姿を見て、マネージャーはどこへともなく姿を消した。その後、彼らの歌がメキシコでトップ10に入ったという知らせが届くのだった。
スタッフ
監督、脚本
アキ・カウリスマキ
脚本
サッケ・ヤルヴェンパー
脚本
マト・ヴァルトネン
製作
クラウス・ヘイデマン
撮影
ティモ・サルミネン
音楽
マウリ・スメン
編集
ライヤ・タルヴィオ
字幕
植田尚子
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- Leningrad Cowboys Go America
- 製作年
- 1989年
- 製作国
- フィンランド スウェーデン
- 配給
- KUZUIエンタープライズ
- 初公開日
- 1990年7月14日
- 上映時間
- 78分
- 製作会社
- アキ・カウリスマキ・フィルム=ヴィレアルファ・フィルムプロ
- ジャンル
- コメディ
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