メラニー・グリフィス
Kate
ニューキャッスルのウォーター・フロント再開発計画に巻き込まれた男女の愛と困惑を描くサスペンス映画。製作はナイジェル・スタフォード・クラーク、監督・脚本・音楽はマイク・フィギュス、撮影はロジャー・ディキンスが担当。出演はメラニー・グリフィス、ショーン・ビーンほか。
イギリスのニューキャッスル。キー・クラブのオーナー、フィニー(スティング)から仕事をもらったブレンダン(ショーン・ビーン)は、空港に、ジャズ・バンドを迎えに行く。その頃空港では、ウォーター・フロント再開発をもくろむアメリカ人ビジネスマン、コズモ(トミー・リー・ジョーンズ)が到着していた。彼は買収に応じないフィニーを説得するためにイギリスにやって来たのだった。やがてブレンダンは、ダイナーのウェイトレス、ケイト(メラニー・グリフィス)と親しくなる。ところがケイトがコズモの愛人だったことから、ブレンダンは彼ら一味の陰謀に巻き込まれてしまう。彼はケイトを守るため、部下のひとりを射殺し、その夜ふたりは結ばれた。ブレンダンとケイトを殺そうとするコズモの暗躍で、ジャズ・バンドのマネージャーと彼の恋人が犠牲になり、怒りに燃えたブレンダンはコズモへの復讐を誓う。そしてフィニーの協力を得て、ブレンダンはコズモを倒し、ケイトと結ばれるのだった。
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