ジュリー・デルピー
Marie
両親を交通事故で失った少女が、真相を解明してゆく姿を描くサスペンス・ファンタジー。製作はジャン・フィリップ・ジャコモとシャルル・テッソン、ラリア・セド・テッソン。監督・脚本は「夜の天使」のジャン・ピエール・リモザン、共同脚本はエマニュエル・ベルンエイム、撮影はアカシオ・デ・アルメイダ、音楽はエリック・タブチが担当。出演はジュリー・デルピー、リュック・テュイリエほか。
時は夏のバカンス。マリー(ジュリー・デルピー)と弟のエリック(シルヴァン・ジエモア)は、夜のドライブを嫌い、両親(ロジェ・ザベル、カトリーヌ・ベルコジア)とは別に翌日飛行機で出掛けることにする。しかしその夜、両親の運転する車がトラックと自動車事故を起こし、両親はふたりとも死んでしまう。翌朝事故を聞かされたマリーは、弟の楽しみを奪いたくないと、それを彼に話さないままふたりでバカンスに旅立つ。ホテルに着いたマリーはエリックを海で遊ばせ、ひとりで事故の真相を調べ始める。やがて彼女はホテルのボーイのリュック(リュック・テュイリエ)から、事故の時のトラック運転手がピエール(ティエリー・レイ)というチンピラであることを知らされる。そしてマリーは、偶然を装いながらピエールに接近し復讐の機会を窺い始める。しかし彼女は、欝屈した思いをボクシングに打ち込んでいるピエールの姿に魅かれてゆく。そして複雑な思いの中で、ボクシングの試合の日、マリーはピエールをナイフで切りつけるのだった。
Marie
Luc
Eric
Pierre
Le pere
Le mere
L'oncle
Le garagiste
監督、脚本
脚本
製作
製作
製作
撮影
音楽
字幕
[c]キネマ旬報社