イザアック・ド・バンコレ
Man
ひとりの男と、彼と関係を持つ11人の女たちが織り成す様々な恋愛模様を描いたケベック映画。製作は、原作者のダニー・ラファリエールと共同で脚本も執筆したリチャード・サドラーと、アン・ビューク、アンリ・ランゲ、監督はジャック・W・ブノワ、撮影はジョン・ベリー、音楽はマヌ・ディバンゴが担当。出演はイザアック・ド・バンコレほか。
この映画の語り部でもある“男”(イザアック・ドゥ・バンコレ)はモントリオールに住む作家志望の黒人青年。れっきとした女子大生の恋人《ミス文学》(ロベルタ・ビゾー)がいるにもかかわらず、様々な女性をハントして関係を結びながら、ルームメイトのブーバ(マカ・コットー)らと気ままな生活を送っている。しかし、ふとしたきっかけから彼らが麻薬の売人から追いまわされる破目になって、自由な日々にも転機が訪れる。ブーバの恋人が襲われ、そして“男”も処女小説を完成した夜に、売人たちによってアパートに放火されてしまう。あわてた“男”は、原稿を取りに火の中に飛び込み、何とか無事に取ることができた。そして男は回想する。「今までたくさんの女性と知りあったが、みんないい女だった」と。
監督
脚本、原作、製作
脚本、製作
製作
製作
撮影
音楽
字幕
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