ジュリエット・ビノシュ
Nina
過去への思い出に取り憑かれつつ「ロミオとジュリエット」の舞台に上る女優志願の娘を主人公とした幻想的なラブ・ストーリー。製作はアラン・テルジアン、監督は「ブロンテ姉妹」のアンドレ・テシネ、脚本はテシネとオリヴィエ・アサヤスの共同、撮影はレナート・ベルタ、音楽はフィリップ・サルドが担当。出演はジュリエット・ビノシュ、ランベール・ウィルソンほか。
田舎出身の女優志願の娘ニーナ(ジュリエット・ビノシュ)は部屋を借りる時世話になったポーロ(ヴァデック・スタンザック)に友情を感じつつも、幾人かの男性と関係を持っている。ある日ポーロの部屋で出会った役者くずれの彼の友人カンタン(ランベール・ウィルソン)の翳を持った破滅的な雰囲気に強く魅かれ、結ばれる。彼らの三角関係はカンタンの自殺ともとれるような交通事故死によって終わりを迎えるが、葬儀の日に現れた初老の男スクルツレー(ジャン・ルイ・トランティニャン)によって、ニーナはカンタンがかつて「ロミオとジュリエット」で共演したスクルチレーの娘と心中し、自分だけ生き残った過去を持つことを知る。スクルツレーは「ロミオとジュリット」の再演を夢見て、ニーナをジュリエット役に抜擢する。カンタンへの思いが亡霊のように苦しめるなか、ニーナはただ一人、舞台の初日をむかえるのであった。
監督、脚本
脚本
製作
製作総指揮
撮影
音楽
編集
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