キム・キャトラル
Odessa
50年代のトロントを舞台にギャングの情婦と彼女を救った男の危険な逃避行を描く犯罪ドラマ。監督はTV出身のマーティン・レヴュ、脚本はヒュー・グラハム、ジョー・アン・マッキンタイルと製作を兼ねるデイヴィッド・ダニエルズ、ローレンス・ザックの共同、撮影はブレントン・スペンサーが担当。出演はキム・キャトラルほか。
広告代理店勤務の若い男ジェラルド・プライス(マット・クレイヴン)はある日憧れのポスターの中の女に出会い声をかける。オデッサ・マルドゥーン(キム・キャトラル)と名乗るその女は彼にあるパーティの招待状を渡して去るが、その会場“パレ・ロワイヤル”でいきなり発砲事件が起こり、とっさにオデッサをかばって逃げたジェラルドは彼女がギャングの情婦であることを知る。その日以来2人の仲は親密になるが、そこにオデッサの愛人トニー・ディカルロ(キム・コーツ)が現われ手を引くよう言う。ジェラルドはオデッサのそばにいたいがために強盗を計画するトニーの逃走用ドライバーを買ってでるが、そのうち度重なる裏切りで信用を失なったトニーの代わりにギャングのボス、マイケル・ダッタリコ(ディーン・ストックウェル)の仲間に迎えられる。恨みを持ったトニーはダッタリコを暗殺し、今度はジェラルドとオデッサをつけ狙うが、それに対しジェラルドはオデッサを救い出し、2人は再び“パレ・ロワイヤル”でおち合う約束をして別々に逃げる。約束の夜、警察が張り込む中トニーが現れる。ジェラルドとオデッサが抱き合う姿を見た彼は自らの頭に銃を向けるが、それより一瞬早く刑事の銃弾がその身体を貫いた。
監督
脚本
脚本、製作
脚本
脚本、製作
撮影
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