アンナ・マニャーニ
La Donna al Telefono
ふたつのむくわれぬ愛のかたちを、アンナ・マニャー二がほとんど一人芝居で演じ切る。製作・監督はロベルト・ロッセリーニ、第一話「人間の声」はジャン・コクトーの戯曲を基にロッセリーニが脚本を、撮影はロベール・ジュイヤールが、第二話「奇蹟」はフェデリコ・フェリーニが自らの原案を基にトゥリオ・ピネリと共同で脚本を、撮影はアルド・トンティがそれぞれ担当し、音楽は両篇ともレンツォ・ロッセリーニ。
〔第一話「人間の声」〕もはや愛を取り戻せないと知りながらも男からの電話をひたすら待つ女(アンナ・マニャーニ)。しかしついにかかってきた電話は彼女に絶望しかもたらさなかった。 第二話「奇蹟」無垢な農民の娘ナンニーニ(アンナ・マニャーニ)は崖の上で会った放浪者(フェデリコ・フェリーニ)を聖人だと信じこみ、その子を妊娠してしまう。村人のそしりを受け、石もて追われながらも彼女は独力で子供を産む。
監督、脚本、製作
脚本
脚本、原案
原作戯曲
撮影
撮影
音楽
字幕
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