ハーディ・クリューガー
ヴェラ大尉
捕虜となった大尉が尋常ではない状況下から脱走した実話をもとに、アーサー・ランクがアクションの味付けを加え監督した作品。
1940年の夏、イギリスの田舎に不時着したドイツ空軍のヴェラ大尉(ハーディ・クリューガー)は、捕虜となった。「六カ月後に必ず脱走して見せる」と宣言した彼は、日課の散歩を利用して脱走したが捕らえられた。その後も何度か脱走を企てたが、イギリス軍は脱走常習犯を本土におけないとカナダ奥地に彼を送り込んだ。厳重な監視の眼を盗み、列車の窓から飛び降り、ヴェラ大尉は中立国アメリカへ深い雪の中を脱走して行く。