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チャン・イー
チャオ
カンフー映画ブームの中の一本。再開した義兄弟の二人がそれぞれの家の立場に引き裂かれながらもやがては協力して悪の組織と戦う姿を描くアクション。監督は「子連れドラゴン女人拳」の巫敏雄。
約60年前、孤児のチャオ(張翼)とチン(雷成功)は腕にサイコロの入れ墨を彫り義兄弟の誓いを立てたが、食べ物を盗もうとしてチャオは捕らえられ、一方チンは左手を折られながらも逃げのびる。十数年後、チンは暗黒街のボス・ルンの養子になり賭博場を仕切っていた。ある日、留守中に一人の男が賭場で稼ぎまくっており、いきさつを聞いたチンは追いかけてその男に決闘を迫ったところ、サイコロの入れ墨を見つけチャオであることを確認する。チャオは中央情報局員・ローの養子になっており、互いの養父は仇同士であった。ついに養父同士は殺し合わねばならぬ羽目になり、その間チンと、チャオの義妹・レイファ(テン・メイフォン)との間にロマンスが芽生える。チャオとチンは、義兄弟の誓いをよみがえらせ、協力して悪の組織を壊滅させるのだった。
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