パイ・イン
曹
大ヒットの末、東南アジアにアクション映画ブームを呼び、後年になってリメイク作品も作られるなど少なからぬ影響を残したアクション映画。68年当初は日本映画とのバーターで輸入され邦画系で上映、74年に富士映画がリバイバル公開した。監督は、のちにキン・フーとして知られるようになる胡金銓で、脚本も手がけている。デジタル修復版が第17回東京フィルメックスにて2016年11月22日に上映、2017年1月28日より劇場公開される(配給:松竹メディア事業部)。
明朝の頃、忠義心あつい大臣は腹黒い宦官の曹(白鷹)におとしいれられ刑場の露と消え、その子供たちは竜門へ流された。曹は復讐を恐れ、刺客を差し向けて子供たちを消そうとしたが、大臣の部下だった朱驥(薜漢)に妨げられて果たせず、再度暗殺団を向かわせた。朱驥の妹の朱輝(上官霊鳳)は、父の親友の蕭(石雋)の助けを得て、力を合わせ暗殺団を次々と倒す。怒り狂った曹は自ら竜門に出かけて子供を殺そうとするが、三人のお陰で首をはねられるのだった。
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