ミッシェル・ロッド監督による“残酷物語”三部作最後の作品。マーラーの『泣き子をしのぶ歌』などが効果的に使われ、三部作中最も難解で寓話的な作品である。
ストーリー
牢獄のような建物に入っていった育ちすぎた幼児のような男が、そこに住む二人の老婆のおしゃべりに我慢できず悲鳴をあげると、亡命貴族の変装をした監視人がその声に苛立ったのか、発泡しだす。混乱の末に他の者がレコード針で目を射ぬかれたり死んだりするなかで、ただ一人“赤ん坊”だった男は、亡命貴族の変装で自らの鏡像と踊る。
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作品データ
- 原題
- Les Ailes du Papillon
- 製作年
- 1982年
- 製作国
- スイス
- 配給
- アテネ・フランセ文化センター
- 初公開日
- 1987年2月27日
- 製作会社
- ミッシェル・ロッド
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