ルジェロ・ライモンディー
ドン・ジョヴァンニ
モーツアルトの三文オペラの一つ『ドン・ジョヴァンニ』を名匠ジョゼフ・ロージ監督がイタリア・ロケによって映画化した本格的オペラ映画大作。
恋の遍歴を生きがいとしているスペインの好色貴族ドン・ジョヴァンニ(ルジェロ・ライモンディー)は、今夜も従者レポロ(ホセ・ファン・ダム)を従えて騎士長の娘ドンナ・アンナ(エッダ・モーザー)を口説き落とそうとしていた。口説きに失敗した主人公は騎士長と争い彼を刺殺する。やがてこの悪者の前には彼に捨てられたドンナ・エルヴィラ(キリ・テ・カナワ)をはじめ彼の悪行に怒った人々が登場、ついに彼は復讐の業火に焼かれ地獄へ堕ちていく。
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