アンディ・ガルシア
Carlos
イギリスに作られた亡命政府の大統領が、暗殺者グループとの戦いや同志である女性との愛などを通じて人間的に成長していく姿を描いた政治サスペンス。チリの詩人、パブロ・ネルーダ(1904-1973)がモデルといわれ、彼の詩も劇中詩として使われている。監督・脚本は、ジャーナリスト出身で数多くの社会派ドキュメンタリーを手がけたモーリス・ハットン。製作総指揮は「リンク」のベリティ・ランバート。製作は「スーパーマン4・最強の敵」のグラハム・イーストン。撮影は「第5惑星」のトニー・イミ。音楽は「シルビーの帰郷」のマイケル・ギブス。主演は「アンタッチャブル」のアンディ・ガルシア。共演は、「風の惑星」のキティ・アルドリッジ、「太陽の帝国」のロバート・スティーブンス、「エイリアン2」のアル・マシューズほか。
軍事独裁政権に対抗して、故国を離れイギリスに作られた中南米某国の亡命政府。著名な詩人にしてその大統領に祭り上げられたカルロス・キンタス(アンディ・ガルシア)は、独裁政権の暗殺部隊に命を狙われていた。暗殺活動の活発化に伴い、彼の周囲ではイギリスの諜報部員スクリーチ(ロバート・スティーブンス)やアメリカの出版社のモリシー(アル・マシューズ)や二人のソビエト人など様々な組織が動き始める。カルロスは自分を単に象徴的存在と考え、そんな中で同志のケイト(キティ・オルドリッジ)に惹かれていくが、名誉博士号授章式典での襲撃で重傷を負ったことから大統領としての意識を強めていった。その後、暗殺部隊はカルロスを拉致し、殺害指令を待つ間、部隊員がカルロスを標的に“アメリカン・ルーレット”という死の拷問ゲームを楽しもうとする。ケイトはスクリーチと、実はCIAであるモリシーとの助けを借りてカルロスの居場所をつきとめ、彼を救出した。やがて母国の軍事政権は無血革命によって倒され、カルロスは大統領として母国に帰っていく。
Carlos
Kate
Screech
Morrisey
Ramon
Vladimir
Nickolai
Ms.Van_Doorn
Miguel
Ruben
監督、脚本
詩
製作
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
[c]キネマ旬報社