エスタ・エクマン
ロルフ
イングリッド・バーグマンのスウェーデン時代の出演作。
スウェーデンイェルム家は上流階級だが、実は文無し。科学者の父ロルフ(エスタ・エクマン)がノーベル賞を受賞し賞金を得ることがたのみだった。だが、それが難しいと解った時、三人の子供は皆慌てた。三人とも借金をしていたからで、ボー(ハーケン・ウェスターグレン)は金持ちの娘アストリッド(イングリッド・バーグマン)との結婚を諦めようとする。体裁が悪いからだ。その上、家政婦がここ数年、体面を保つため借金していたこと、しかも小切手のサインをごまかしていたことが判明する。やがて、全ては終焉をむかえる。
[c]キネマ旬報社