チャン・シー
ヤン・ジャーロ
1950年代後期の台北を舞台に、ひとりの男子高校生の淡い恋愛体験、友情、教師との深い絆を、ハートウォーミングタッチで描いた青春映画。監督・脚本は、「グレート・ウォール」「激光人・レーザーマン」のピーター・ワン。現在はアメリカを拠点に活動している彼が、初めて自らの青春時代を過ごした台北で撮り上げた半自伝的作品である。主演の高校生に「風櫃の少年」や「國中女性」のチャン・シー、ヒロインに「恐怖分子」のホアン・チアチン、彼らを見守る教師役にキン・フー作品でおなじみの名優シー・チェンがそれぞれふんしている。また、役者としても活躍しているピーター・ワン監督自身が、主人公の父親役で出演もしている。
高校二年生のヤン・ジャーロ(チャン・シー)は、学業に熱意を持てず、退屈な日々を過ごしていた。しかし、そんなジャーロにもいつの日か有名な小説家になるという夢があり、唯一彼を理解してくれているリウ先生(シー・チェン)が、それを応援してくれていた。ある日の授業中、同級生のユー(リー・シンウェン)が、不注意から爆発事故を起こしてしまった。この事故を機にリウ先生が学校から姿を消した。リウ先生の休職は、ユーの父親の差し金であると判断したジャーロは、ユーのガールフレンドのビーユン(ホアン・チアチン)を横取りすることで復讐しようとする。しかし、ジャーロはビーユンに会ったとたんに一目ぼれしてしまい、復讐も忘れて彼女の関心を自分に向けるために奔走する。ジャーロとビーユンが親しく付き合いはじめたことで、ユーとジャーロの間には深い溝ができていった。しばらくしてリウ先生が復職し、受験勉強のための最後の高校生活の一年間は、あっという間に過ぎていった。ビーユンはアメリカへ留学、ジャーロは晴れて国立大学へ合格した。自由な学生生活を謳歌するジャーロのもとにリウ先生が入院したとの知らせが届く。同級生たちと病室を訪ねたジャーロは、そこでユーと再会する。高校時代のわだかまりを捨てたふたりは、やっと和解するのだった。
ヤン・ジャーロ
ツァイ
ハオ
リウ・クオシェン
ユー・フーション
マー
ヤン・ホァイシュン
ジャーロの母
リン・ビーユン
船乗りの妻
船乗り
フーションの父
ツァイの父
門番
級長
麻雀仲間の男
麻雀仲間の女
車夫
古文教師
寺院の少女
寺院の青年
ポン引き
娼婦
大学生
アーイン
京劇のダンサー
京劇のダンサー
監督、脚本、製作総指揮
製作
製作
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
衣装デザイン
衣装デザイン
照明
照明
録音
助監督
助監督
製作進行
製作進行
製作進行
アソシエイト・プロデューサー
歌
作曲
作詞
作詞
スタント
題字
字幕
制作補
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