ドミツィアーナ・ジョルダーノ
エレナ
1960年代前後に台頭したヌーヴェル・ヴァーグの旗手的存在だったジャン・リュック・ゴダール監督によるドラマ。主演は二役を演ずるアラン・ドロンで、ゴダールとは初顔合わせ。
大財閥の女当主、エレナ(ドミツィアーナ・ジョルダーノ)は交通事故に遭った記憶喪失の男、ロジェ(アラン・ドロン)を救う。その日からロジェはエレナと行動を共にし、彼女の屋敷に住み始めた。だが、必然のように二人の心はすれ違い、常に緊張感が張りつめている。その後ボートで湖に出た時、ふとした弾みで水に落ちたロジェにエレナは手を差し延べようとはせず、ロジェの姿は湖中に消えてしまった。季節はめぐってふたたび春。エレナの前にロジェそっくりの男、リシャール(ドロン・二役)が姿を現す。エレナは、ロジェとは異なって活動的な彼に、磁力に吸い寄せられるように惹かれていった。しかしリシャールは素知らぬ顔で彼女を突き放し、瞬く間にエレナの会社の実権を握ってゆく。今や二人の地位はまったく逆転してしまったかのようだ。そんなある日、二人はかつてのロジェとエレナのようにボートで湖へ漕ぎ出した。リシャールはエレナを突き落とし、今度はエレナの方が沈んでいく。しかしその時、リシャールの手がしっかりとエレナをつかみ、二人に真の愛が芽生えるのだった。
監督、脚本、編集
製作
製作総指揮
撮影
美術
衣装デザイン
衣装デザイン
衣装デザイン
衣装デザイン
録音
録音
録音
助監督
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