ジュディット・アンリ
Catherine
恋愛小説を書くために恋を仕組んだ男が、やがて本当に恋に落ちる姿を描いたラヴ・ストーリー。監督はこれがデビュー作となるクリスチャン・ヴァンサン、製作はアラン・ロッカ、脚本はヴァンサンとジャン・ピエール・ロンサンの共同、撮影はロマン・ヴァンダン、音楽はジェイ・ゴットリーブが担当。
パリのサンジェルマン。恋人に振られたばかりのアントワーヌ(ファブリス・ルキーニ)は、友人の書店主ジャン(モーリス・ガレル)からとんでもない仕事を依頼される。新しい恋人を探し、恋の一部始終を記録したものを恋愛小説として発表しろと言うのだ。引き受けたアントワーヌはまずタイピスト募集の広告を出し、応募してきた語学学校師教カトリーヌ(ジュディット・アンリ)をターゲットにする。しかしあまり乗り気でないアントワーヌは、ジャンに恋の筋立てを書いてもらい、それを実行していくことにする。わざと怒らせるよう仕向けてから花束を贈って許しを乞うたり、忍耐力を試すために待たせたり、かけ引きの末、カトリーヌをデートに誘うことに成功する。しかしカトリーヌから、以前遊びで不倫していた相手を捨てた、という彼女の話を聞いてアントワーヌは唖然とする。慎み深い女だと思っていたのに、彼女はひとりの男では満足できないというのだ。しかしそんな彼女にアントワーヌは本気で恋をしてしまう。アントワーヌから、小説を書き続けることができなくなったという手紙を受け取ったジャンは烈火の如く怒る。そしてこれまでアントワーヌが書きためた原稿を田舎に帰ろうとしているカトリーヌに渡してしまう。列車の中でそれを読んだ彼女から、アントワーヌに別れの手紙が届いた。アントワーヌは、また新しい小説を書き始める。
Catherine
Antoine
Jean
Solange
Manu
Le copain de Solange a La gare
Monique
監督、脚本
脚本
製作
撮影
音楽
美術
編集
録音
字幕
[c]キネマ旬報社