ジュリエット・ビノシュ
Catherine
エミリー・ブロンテの名作『嵐が丘』の映画史上五度目の映像化。今回は原作を最後まで忠実に映画化している。監督はテレビ・ドキュメンタリー出身のピーター・コズミンスキー。製作はキャスティング・ディレクター出身のメリー・セルウェイ。脚本はアン・デヴリン。撮影は「リトルマン・テイト」のマイク・サウソン。音楽は「ハイヒール」の坂本龍一が担当。主演は「ダメージ」のジュリエット・ビノシュ、英国ロイヤル・シェークスピアカンパニー出身で、本作が映画デビューとなるレイフ・ファインズ。「ヤング・シャーロック ピラミッドの謎」のソフィー・ウォード、「ヘンリー五世」のサイモン・シェパード、世界的な人気シンガーでアイルランド出身のシンニード・オコナーらが共演。
ヒースが咲き乱れる英国ヨークシャーの丘、“嵐が丘”と呼ばれるその丘に住む農場主アーンショーには息子ヒンドリー(ジェレミー・ノーザム)と娘キャシー(ジュリエット・ビノシュ)がいた。ある日アーンショーはジプシーのみなし子ヒースクリフ(レイフ・ファインズ)を神からの授かりものだと言って家に連れ帰る。父の死後、ヒンドリーは、ヒースクリフを下男として冷酷に扱いはじめる。ヒースクリフにとっての心の支えは美しい娘に成長したキャシー一人だった。二人は強い信頼と愛情で結ばれるようになる。しかし、近郷の裕福なリントン家の住人エドガー(サイモン・シェパード)と妹イザベラ(ソフィー・ウォード)に出会い、彼らの教養と優雅な暮らしに衝撃を受けたキャシーは、エドガーとの結婚を承諾してしまう。傷心のヒースクリフは嵐が丘をあとにし、そして数年後、事業に成功し、立派な紳士の姿となってキャシーの前に再び現れた。ヒースクリフはイザベラと結婚し、その後キャシーは娘キャサリンを生んで死ぬ。成長したキャサリン(ジュリエット・ビノシュ二役)はヒースクリフの息子リントンと結婚するが、やがてリントンは病死。キャサリンはアーンショー家で下男のように使われていたヘアトンとやがて結ばれるだろう。
Catherine
Heathcliff
Ellen
Edgar
Isabella
Hindley_Earnshaw
Hareton_Earnshaw
Emily_Bronte
監督
脚本
原作
製作
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
字幕
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