アンディ・ラウ
Wa_Dye
東京国際ファンタスティック映画祭出品作品。アンディ・ラウ主演のラヴ・ストーリーで、東京・大阪でも劇場公開し、ヒットした。音楽は先頃事故で亡くなった人気バンドのビヨンドが担当した。監督はベニー・チャン。製作はウォーレス・チョン。脚本はジェームズ・ユーエン。撮影はウォン・ウィン・ハン。
幼い頃、母親を亡くし、孤児として育ったワァディ(アンディ・ラウ)は、町のチンピラになっていた。ある日、不良仲間と共に宝石店を襲撃したワァディは、逃げる途中ジョジョ(シン・リン・ン)という少女を人質に取った。彼女はある財閥の一人娘だった。ワァディの仲間は、事件の目撃者であるジョジョの命を狙うが、ワァディはそれをかばい、彼女を守りながら逃走を続けた。そのうち、二人の間には愛が芽生え始めた。無事、家に帰ることができたジョジョだったが、彼女の両親は二人の関係を知り、引き離すために、彼女を留学させることにした。ワァディ自身も、身分の違いや境遇の違いを考えてジョジョのために身を引くことにした。しかし、ジョジョが香港を発つ直前、ワァディは再び現れ、ジョジョをバイクに乗せて夜の町へ逃避行した。途中ワァディはヤクザ同志の抗争に巻き込まれ、命を落とす。
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