イザベル・アジャーニ
Penelope
美人でセクシーなのに、なぜか恋愛運がないヒロインが、失恋から立ち直るまでの三日間を描いたラヴコメディ。実際に数々の男たちと浮名を流したイザベル・アジャーニの実生活をモデルにしており、「カミーユ・クローデル」以来四年ぶりの映画出演となる作品。監督・脚本はCM界出身で、本作が長編第二作の女流監督フィロメーヌ・エスポジト。製作は「シラノ・ド・ベルジュラック」のミシェル・セイドゥー。撮影は「カミーユ・クローデル」のピエール・ロム。音楽は「ジプシーのとき」のゴラン・ブレゴヴィッチが担当。共演は「愛さずにいられない」のイポリット・ジラルド、「恋愛小説ができるまで」のファブリス・ルキーニ、「仕立て屋の恋」のミシェル・ブラン、「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」のクレマンティーヌ・セラリエ、「グラン・ブルー」のセルジオ・カステリットら。
ペネロープ(イザベル・アジャーニ)は、パリのアパルトマンに一人暮らしの二四歳のモデル。だが最近は仕事に身が入らず、精神分析医(ファブリス・ルキーニ)に不眠・体調不調を訴える。ついにクリスマスを目前にして、恋人のジョルジュ(イポリット・ジラルド)から「君はもっといい男が似合う」と別れを告げられる。彼女はすっかり情緒不安定となり躁鬱状態に。「パリもジョルジュもくたばれ!」。親友の看護婦ソフィ(クレマンティーヌ・セラリエ)にあたりちらしたり、ドラッグやアルコールに手を出したり、セーヌ川に飛び込んで自殺騒動を起こしたり。未練たっぷりのペネロープを、ソフィと偶然知り合った楽天的なイタリア人のミスター・レイバン(セルジオ・カステリット)は優しく、しかし、しっかりと励ます。ママに電話するペネロープ。「ジョルジュとは終わったの。もう大丈夫よ」。ソフィとレイバンもいい雰囲気だ。万歳! ペネロープの顔は、別人のように爽やかだった。
Penelope
Georges
Man with_Dictaphone
Theanalyst
Mister_Ray Ban
Sophie