フランチェスカ・ネーリ
Ana
激しく恋の炎を燃やした男女が、運命に弄ばれた末に悲劇的な結末を迎えるラヴ・ロマンス。イタリアのベストセラー作家ジョルジョ・シェルバネンコの短編小説『Spara Che Ti Passa』を、「カルメン(1983 Saura)」「血の婚礼」などで現代スペイン映画界を代表する巨匠カルロス・サウラの監督・脚本で映画化。共同脚本は「エーゲ海の天使」のエンゾ・モンテレオーネ。製作はハイメ・コマスとガリアーノ・ユーソ、撮影はハビエル・アギーレサローベ、音楽はアルベルト・イグレシアス、美術はラファエル・パルメロ、編集はホアン・イグナシオ・サン・マテオ、衣装はマリア・ホセ・イグレシアス、マリア・カルーリ、録音はリカルド・パルメリがそれぞれ担当。アリダ・ケッリが歌う『死ぬほど愛して』が、ヒロインの心の叫びを表して、胸に迫る。主演は「ルルの時代」「フライト・オブ・ジ・イノセント」のフランチェスカ・ネーリと、「愛と精霊の家」「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のアントニオ・バンデラス。
マドリッドの郊外。新聞記者のマルコス(アントニオ・バンデラス)は、取材で訪れたサーカスの花形で射撃の名手アンナ(フランチェスカ・ネーリ)に魅せられる。彼女は彼を射撃の練習に誘い、巡業に明け暮れる身の上を語る。夕方、マルコスは出来上がった写真を届けに出発間近の彼女を訪れる。アンナは彼をパーティーに誘い、2人は一夜を共にした。マルコスは翌日、バルセロナに出張したが、その夜、3人のチンピラがアンナを輪姦した。復讐を誓うアンナは翌朝、ライフルで3人を射殺する。テレビの報道でアンナは初めて恐怖に脅え、マルコスに電話するが連絡がつかない。深い孤独と絶望に襲われた彼女は錯乱し、車で逃走した。犯された子宮から血を流していた彼女は途中、女医の診察を受け、早く大きな病院で治療しないと出血多量になると言われる。ところがハイウェイで警官に職務質問され、反射的にライフルを構えて相手を殺傷してしまう。まもなく車も故障したが、荒野の一軒家に住む親切な母子が家に招いて休ませてくれた。だが、その間警察は彼女の行方を追い、彼女の留守番電話を聞いて不吉な予感にとらわれたマルコスも彼女を捜していた。やがて警察が家を包囲し、彼女は母子を人質にとって立てこもる。マルコスはアンナに母子を解放させ、家に残った。マルコスの腕に抱かれた彼女は、眠るように息を引き取った。
Ana
Marcos
Manuel
Madre
Padre
Alberto
Mario
Juan
Paco
Medico
監督、脚本
脚本
原作
製作
製作
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
衣装デザイン
録音
字幕
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