風祭ゆき
片山美枝子
子供の頃から仲のいい二人の女性の生活とセックスを描く。脚本はたかいすみひこ、監督は「おんなの細道 濡れた海峡」の武田一成、撮影は「快楽温泉郷 女体風呂」の水野尾信正がそれぞれ担当。
美枝子と綾子は幼い頃からの親友で、同じ会社に勤め、アパートに同居していた。美枝子は恋人もなく、綾子は本間という妻子ある男と関係を続けていた。二人が体を重ねるとき、美枝子は散歩に出ることにしている。そんな優しい美枝子に、綾子は本間とふざけ合うのを見せつけたりする。ある日、二人の勤める会社に本間の妻、敏江がやって来ると、綾子をなじり、横っ面をひっぱたいた。夢から覚めたような気持になった綾子は、その夜、したたか酪酊し、バーで知り合った自殺志願の男と三宅島に自殺しに行くことを決意する。綾子の別れの電話を受けた美枝子は、離婚を決意する本間と二人の後を追った。三宅島のホテルを捜し歩くうち、美枝子に情の移った本間は体を求めた。綾子への気がねと、綾子の代用品と思う複雑な気持で、美枝子は体を開いた。一方、綾子と男は睡眠薬などで何度も自殺を試みるが、いずれも失敗していた。その日も、死にきれず、薬でフラフラしながら彷徨っていた。その頃、美枝子は体を求め追いすがる本間のみじめな姿に、綾子に気がねしつつも、心動かされるものを感じていた。そこへ、千鳥足の綾子が現われた。恋人同志のような二人の姿に、気が抜けていた綾子の目に光が蘇り、美枝子も、彼女をライバルと意識した。そして、二人の親友はまた生きていこうと思うのだった。
監督
脚本
撮影
音楽
美術
編集
照明
録音
助監督
企画
プロデューサー
プロデューサー
スチール
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