水島裕
マーズ(タケル)
宇宙の侵略から地球を守るために戦う青年の活躍を描く。横山光輝の原作「マーズ」のアニメーションで脚本は「1000年女王」の藤川桂介、監督は今沢哲男がそれぞれ担当。
開発されつくし、惑星開拓に力を注ぐ一九九九年の地球。宇宙管制室で地球防衛隊クラッシャーの隊員、ケンジ、アキラ、ミカ、タケルたちが大スリクーンを見ていると「地球よ、宇宙への進出をやめよ」と、ギシン星のズール皇帝の通信が入った。ギンシ星とは、地球の資料にない名前だ。そして、地球の大船団が攻撃され、隊員たちは宇宙へ飛びたった。そして、敵の攻撃にタケルは意識を失うと「マーズ目覚めよ、お前は私の息子だ」と語りかけるズールの声が聞こえた。我に帰ったタケルは育ての親、明神博士に出生を問いただすと、カプセルで地球に降りてきた赤ん坊だという。タケルが戦いに戻ると、まだ見ぬ兄マーグから「地球のために戦えと」テレパシーが入る。しかし、兄弟は戦わなければならず、兄を倒したタケルはガイヤーを中心にロボットを合体したゴッドマーズを駆使してズール皇帝を打ち倒すのだった。