山本奈津子
美和子
レズビアン・セックスに耽ける女子高校生の姿を描く。脚本は斎藤博、監督は「ワイセツ家族 母と娘」の那須博之、撮影は「悪魔の人質」の前田米造がそれぞれ担当。
高校のクラスメイト、美和子となおみは仲良しレズビアンだ。美和子はバージンだが、両刀使いのなおみには一平というボーイフレンドがいる。ある日、生理のないなおみは、妊娠したと思い、一平に詰め寄るが取り合ってくれない。そんな二人を美和子は嫉妬の眼で見つめていた。暫くして、生理のあったなおみは一平と仲直り、二人から帰っていいよと言われ、寂しそうに帰る美和子は、東大一直線のガリ勉の公夫と出会った。美和子に好意を持つ公夫は、彼女をピーピングルームに連れて行くと、カメラで淫写を始め、最後には局部を見せてほしいと迫るが、肝心なところで彼女は出ていってしまう。ある晩、美和子は団地に住む良江に呼びとめられる。良江に愛撫された美和子は、なおみとでさえ感じたことのない快感に打ち震えた。翌日、美和子はなおみの嫉妬心を煽ろうと、良江とのクライマックスを話すが、彼女は冷笑するたけだ。そこで、美和子は一平の部屋に行くと、全裸になってベッドに入り、彼が帰宅すると、抱いてと叫んだ。一平は美和子にむしゃぶりつき、そこへなおみがやってきて大騒ぎとなる。数日後、なおみは美和子に一平との関係を追及していると、いつの間にかヘンな気分になってしまい、お互いにキスの雨を降らせ、指技で股間を応戦し合い、同時に果ててしまう。ある日、スナックが閉店し、一平となおみが帰ろうとすると、窓から美和子の股間のアップが写された写真が投げ込まれた。公夫の仕業で、彼は美和子に冷たくされた腹いせに、その写真を学校中にバラまくという。公夫の美和子への切ない恋心に同情した一平となおみは、二人をホテルで合わそうと画策し、美和子はなんとかバージンを喪失した。しかし、初体験にもの足りなさを感じる美和子は部屋になおみを呼ぶ。どうしても、男とのセックスに満ち足りない二人は、全裸になって愛撫し合い、なおみは美和子の股間に人形を挿入する。美和子となおみの歓喜は果てしなく続くのだった……。
監督
脚本
撮影
編集
照明
録音
助監督
企画
プロデューサー
歌、音楽演奏
選曲
スチール
[c]キネマ旬報社