新藤恵美
山崎マリ
香港に招待された日本人の人気歌手が、現地財界人の罠にはまり、好色の餌食にされる姿を描く。N・C・Pと香港の合作によるもので、原作、脚本は陳裕久、監督は「女囚・檻」の小原宏裕と黎大火韋の共同、撮影はボブ・トンプソンがそれぞれ担当。
香港でも人気のある日本の歌手、山崎マリは当地の新人歌手コンテストに招かれ、妹のチエを連れてやって来た。マリの記者会見が船上で行なわれ、彼女の姿を、遠くのクルーザーから、財界人の趙とTVの女レポーター珍珠が見ていた。何度か香港に来たことがあるマリはヘルスクラブを経営する青年実業家程と思いを寄せ合う仲だが、まだ肉体関係はなかった。マリをモノにしようとする趙は珍珠にチエを誘い出させる。その夜、チエがいなくて寂しくなったマリは程と会い、体を重ねた。翌朝、チエが事故に会ったと電話が入り、ホテルの前に待っていた車に乗り込むと、クロロホルムを嗅がされ意識を失ってしまう。朦朧とする彼女は全裸にされビデオに録られた。ホテルで意識を取り戻したマリは何も覚えてなかった。チエも無事に帰っている。コンテストの日、マリは大観衆の前で歌った。子供が花束を持って舞台に上がると、マリはにこやかにそれを受け取るが、その中に自分の全裸の写真を見て愕然とする。楽屋に戻ったマリは、珍珠に他の写真も見せられ、趙の別荘に行かないと全てを公表すると脅される。別荘に向うマリ。チエと程はマリの不審な態度に、珍珠を問いつめ、白状させると二人は趙の別荘に追いかけた。別荘では、全裸にされたマリが趙に攻めまくられていた。趙は人気者を自分の女にするのが趣味だった。別荘に着いた程は得意のクンフーでボディガードの大男たちを次々と倒していく。2人が絡む部屋に入った程に、趙はナイフで抵抗するが、よろめいて自分の局所を刺してしまう。チエは恨みをこめて趙をもう一度刺した。趙は息絶えた。
監督
監督
脚本、原作
製作
製作
撮影
美術
編集
編集
照明
録音
助監督
プロデューサー
プロデューサー
選曲
スチール
合作コーディネーター
[c]キネマ旬報社