関根律子
笙子
スケバンをビジネスにしてしまう3人のネアカ非行少女を描く。脚本は「宇能鴻一郎の濡れて打つ」の金子修介、監督は「赤いキャンパス 狂った放課後」の小原宏裕、撮影も同作の森勝がそれぞれ担当。
高校3年生の笙子、知子、1年生のナミの3人はスケバン株式会社を設立する。まず、暴走族のケンカの仲裁で仕事は順調にスタートした。さらに、スケバンとは関係のない、風俗嬢を斡旋しろという依頼が熊笹組の竜より入り、バージンだった知子は手っ取り早く棄てるために個人で受けてしまう。次はヤクを運ぶドでかい仕事だ。ナミが指定の場所に行くと、なんと、中学の同級のジローが熊笹の使いでやってきた。2人はレンタル・ルームでドッキング。実は、ヤクの運びを依頼したのは熊笹組と対立する打本会の影山で、熊笹を撲滅するためにヤクに見せかけ時限爆弾を仕掛けたのだ。そこへ竜が現れ、様子を見ていた影山はジローの車で逃げだした。車には爆弾があり、影山が打本会に着くと同時に爆発してしまう。打本会を倒し、ゴキゲンの女親分絹枝は、組を継ぐ息子の健が童貞で軟弱なことから、3人にセックスと暴力を使いこなせるよう鍛えてもらうことにする。知子やナミがどう頑張っても健はボッキしない。そこへ、松葉杖の影山がやってきて、笙と健を連れ去ってしまう。爆発のショックで立たなくなった一物を立たせるためにシロクロショーをやれと言う。機関銃を乱射する中で、2人は体を重ねる。健は見事にボッキ、純愛路線風に重なる美しい姿に感動した影山はぐったり倒れこみ、成仏してしまう。熊笹組3代目襲名の日、すっかりふっきれた健が中央に坐り、マシンガンを持って現れた笙子の姿に、絹枝は引退を決意する。残った2人が会社を運営し、その名は全国にとどろいた。
監督
脚本、助監督
撮影
美術
編集
照明
録音
企画
企画
プロデューサー
選曲
スチール
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