戸田恵子
鬼太郎
鬼太郎率いる日本の妖怪と中国妖怪軍団の闘いを描いた劇場版第三作目。原作は水木しげる、脚本は星山博之、監督は芹川有吾がそれぞれ担当。「東映まんがまつり」の1本として公開。
中国妖怪のボス、チーが、日本の妖怪を反物にして、その布地で作った服をあやつって日本を支配しようとしていた。ぬりかべも、砂かけばばあも反物にされてしまった。鬼太郎は中国妖怪のいる妖怪城へ向かい、チーを攻撃した。だが、髪の毛針攻撃も下駄キックもチーには通じない。逆にバラ色の妖気を浴びて動けなくなり、鬼太郎も反物にされてしまった。目玉と丸毛が反物にされてしまった鬼太郎を何とか救出したが、どうしたら元に戻るか分からない。そこで中国妖怪に詳しい、メタンガスだけをすって生きている井戸仙人に助けてもらうことにした。やっと井戸仙人に元に戻してもらった鬼太郎は、子なきじじいやネコ娘らを従えて総攻撃を開始。中国妖怪も、画皮をはじめ、紙の精をつかってよみがえらせた妖神たちが、反撃してきた。が、鬼太郎の活躍でチーは正体を現わし、尾が九つの巨大な白狐の反物になってしまった。