林泰文
高松翔
ある日、突然学校が未来にタイム・スリップする。中にいた先生と生徒の必死のサバイバルを描くSF。楳図かずおの同名漫画の映画化で、大林宣彦、石上三登志、小倉洋二が潤色し、「スケバン刑事」の橋本以蔵が脚本を執筆。監督は「野ゆき山ゆき海べゆき」の大林宣彦、撮影は志満義之、「恋する女たち」の宝田武久がそれぞれ担当。
父の転勤でロサンゼルスから神戸にもとった高松翔は、母・美恵子と口論し、自転車にとび乗って、コーベ・インターナショナル・スクールへ。途中で三輪車で遊ぶ勇一と出会った。学校にはさまざまな国の子供たちが通っている。サッカー・ファンのマーク、彼を好きなあゆみ、ふとっちょのピギィ、そしてみんなの憧れの的である久和みどり先生が、タガート先生のバイクに同乗してやってきた。パン納入業者の関谷も、うすら笑いを浮かべながら校内へ。みどりに恋人達也がいて、もうすぐ結婚すると分り、タガートは哀しさを隠してみんなと一緒にみどりを祝福する。突然、デビィの体が浮き、窓から吸い出された。学校が大揺れし、すさまじい音をたて、窓ガラスが割れて大量の砂が流れ込んでくる。学校の建っていた場所には巨大な穴があき、恵美子、達也が立ちすくむ。ジャッキー・大和島博士はタイムスリップしたのではないかという。学校内では外界との連絡がつかず、食料も乏しく、みな呆然となる。いつの間にか勇一が忍び込んでいたことが分った。勇一は奇妙な動物イヤアと仲良くなる。関谷は気が狂ったようにあゆみにナイフをつきつけ、翔がとびつくがはらいのけられる。神戸では何かを感じた恵美子が穴に野球バットをおとす。翔はのばした手がつかんだバットで関谷を倒す。教室の外は砂の海だった。巨大な怪獣が襲いかかるが、みどりがピアノを弾くと去っていった。みんなはみどりは僕らの母親だといい、自分のいる場所がないことを知ったタガートは姿を消す。翔は探険隊を率いて砂漠を探査して、翌日、学校にもどると、学校ではなんと一月たっており、みどりを始め多くの人命が失われていた。怪獣が群をなして襲いかかり、マークが生命をかけて倒した。竜巻が吹き、その向うに神戸が見える。しかし、竜巻には勇一しか運ぶ力がなく、みんなは彼一人を送り出した。イヤアが変身して怪獣となり、みんなに別れを告げ仲間と去っていく。残った数人の少年少女は、この世で生き続けることを誓うのだった。
高松翔
高松恵美子
高松芳男
あゆみ
マーク
勇一
勇一の母
ジェシカ
久和みどり
マイ・ティーチャータガート
関谷
ジャッキー・大和島博士
藤木達也
ルーニイ
ピギィ
ロブ
ケニー
ベルナルド
監督、編集、潤色
脚本
原作
製作
製作
製作
製作
製作総指揮
撮影
撮影
音楽
美術
編集
特殊造型クリエーター
照明
照明
録音
イメージ・クリエーター
イメージ・クリエーター
特殊合成美術
ピクトリアル・デザイン
ビジュアル・エフェクツ・スーパーバイザー
助監督
監督補、潤色
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
主題歌
音響デザイン
立体アニメーター
アニメーション
スチール
潤色
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