三田佳子
坂西葉月
極道とその妻たちとの愛や権力争いを描く。「極道の妻たち」シリーズの第3弾。家田荘子の同名ノンフィクションの映画化で、脚本は「死線を越えて 賀川豊彦物語」の高田宏治が執筆。監督は「将軍家光の乱心 激突」の降旗康男、撮影は「姐御(1988)」の木村大作がそれぞれ担当。
関西のヤクザ、坂西組の三代目組長・坂西武雄が倒れて入院、妻の葉月が一万五千人余の組員を抱えて切り盛りしていた。組長代行の舎弟頭・寺田は組の企業化を進めて四代目を狙っている。そんな時、坂西のためなら命もいとわない子飼いの若頭補佐・赤松が出所してきた。赤松には権力志向はないが、一部の幹部に推す者がおり、三代目の死をきっかけに主導権争いが起こった。また、赤松をめぐって葉月とクラブ“ローズタトウ”のママ、野方操は激しく女の情念の火花を散らす。赤松は瀬戸にある坂西の生家に葉月を訪ね、寺田が入れ札で四代目組長に決まったことを報告した。葉月は赤松に3億円を渡し「寺田との戦争に勝て!」と言い放つ。赤松は寺田の知恵袋・木曽を射殺して宣戦布告、アリバイ工作のために清美という女を利用するが、健気に生きる姿に惚れていった。寺田は赤松を破門するが、葉月から三代目の遺書があることを聞かされ、焦りから赤松と清美を射殺した。しかし、遺書には寺田を四代目組長に、赤松を組長補佐に指名していた。葉月はその遺書を破り、坂西組を自らの肩に負うことを決心したのだった。
坂西葉月
野方操
荒木太
松江勝巳
明神孝弘
晶子
松江清美
花井美里
光江
良美
坂西武雄
児島貫一
大宅謙吉
本橋市兵ヱ
木曽忠久
野方淳之助
阿波隆行
結城弁護士
漆畑青舟
花井由利子
寺田歌絵
阿波友見
寺田竜吉
赤松徹郎
監督
脚本
原作
撮影
音楽
美術
照明
録音
助監督
企画
企画協力
プロデューサー
プロデューサー
スチール
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