牧れい子
浅利マコ
買い占めブームの現代、会社の命令で夜の蝶を買い占めまくる男を描く艶笑喜劇。脚本は「(秘)女郎残酷色地獄」の大工原正泰、監督は「外人妻」の白井伸明、撮影は「性教育ママ」の萩原憲治がそれぞれ担当。
十数倍の難関を突破して無事“マルチョン物産”に入社した乗田則夫の最初の仕事が“銀座の夜の蝶”の買い占めだった。早速、則夫は銀座にでかけて、夜の蝶たちを口説いているところに、彼女たちのヒモに囲まれた。だが、丁度通りかかった、これもホステスのマコの口利きでその場は収まった。翌日、同僚の糠津八郎と日比谷公園に出かけた則夫は、混血のアンとキャシーを口説いたものの二人はまだ学生、と聞いてガッカリ。一方、八郎は次々と女を口説きおとし則夫を口惜しがらせる。ある日、先日のヒモにまた掴まり、殴り倒された則夫は、またマコと会った。そして、彼女に誘われるままにホテルへ。ところが、そのホテルで木戸田部長の姿を見つけ、あわててマコと逃げ回った末、やっと彼女と抱き合うことができた。数日後、木戸田部長は、則夫を先日のホテルへ連れて行った。自分の姪と見合いをさせるというのだ。が、その相手というのがマコだったので二人はビックリ。実は、マコは部長の姪などではなく、このホテルで時々逢引きしている愛人だったのだ……。
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