マイケル・J・フォックス
Eriksson
ヴェトナムの戦場で上官と同僚の犯した罪に苦悩する一兵士の姿を描く戦争ドラマ。製作はアート・リンソン。ダニエル・ラングの原作を基に、監督は「アンタッチャブル」のブライアン・デ・パルマ、脚本はデヴィッド・リーブ、撮影はスティーブン・H・ブラム、音楽はエンニオ・モリコーネが担当。出演はマイケル・J・フォックス、ショーン・ペンほか。
74年、ヴェトナム帰還兵のエリックンン(マイケル・J・フォックス)は、電車の向かいに座るアジア人の女学生の姿に思わずハッとする--66年、ヴェトナムの戦場にいたエリックソンは敵の掘ったトンネルに落ち、身動きできないでいた。そんな危機一髪の彼を救ったのは上官のミザーヴ軍曹(ショーン・ペン)だった。それから間もなく帰還間近の無線係ブラウン(エリック・キング)が狙撃され死んだ。怒りに狂う仲間たちは、手当たり次第にヴェトナムの村人を射殺した。そんなある夜、基地に戻った小隊は中央ヴェトナム高地の偵察パトロールを命じられる。出発前ミザーヴはヴェトナムの少女をさらってレイプしようと提案、エリックソンは耳を疑うが、実際に若い娘オアン(ツイ・ツウ・リー)を誘拐し、彼女はエリックソンを除く4人の仲間たち、ミザーヴ、クラーク(ドン・ハーヴェイ)、ハッチャー(ジョン・C・ライリー)、ディアズ(ジョン・レグイザモ)に犯されてしまう。傷ついた娘をいたわることしかできないエリックソンは、仲間の留守中に彼女を逃がそうとするが、それも失敗に終わった。やがて小隊は対岸に北ヴェトナム軍の陣地がある河のほとりにやってきた。そして激しい銃撃戦の中、誘拐と暴行の証拠を消すため、オアンはミザーヴ軍曹の命令で射殺されるのだった。基地に戻ったエリックソンは、事件を軍の上層部に訴えるが、上官たちは彼を相手にしない。そんな折、小隊の4人によって命を狙われたエリックソンは、ついに事件の全貌を隊の牧師に訴える。そしてそれをきっかけにして軍による正式な捜査が始まった。ミザーヴ軍曹ら4人の兵士たちは軍法会議にかけられ刑期を科せられた--電車がとまりエリックソンは我にかえった。前に座っていた女学生(T・T・リー=二役)に続いて彼も下車した。目前に広がる平和なキャンパスの風景に、ひとときエリックソンの心が和むのだった。
Eriksson
Meserve
Clark
Hatcher
Diaz
Oahn
Brown
Rowan
LT.Deilly
Hawthorne
Capt_Hill
Yen
監督
脚本
原作
製作
撮影
音楽
美術
編集
字幕
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