川谷拓三
松田天
政岡としや原作の劇画の映画化。男気があり、度胸もあるが、チョッピリ間の抜けたチンピラ極道を描く。脚本は「広島仁義 人質奪回作戦」の松本功、監督は「夜明けの旗 松本治一郎伝」の山下耕作、撮影は「やくざ戦争 日本の首領」の増田敏雄がそれぞれ担当。
のぞみはでかく、チョット抜けたところのある天。彼は、筋金入りの極道になろうと上方会幹部、後白川綿三・通称むかでの錦三を兄貴と慕う。しかし、錦三は、自分の手足として天を使うだけであった。今日も数人の者を引き連れて新世界を闊歩する天は、ひょんなことから、対立している暴力団・大市組の若衆に喧嘩を売ってしまった。しかし、逆に脅され劣勢のところを、むかでの錦三に救われた。そして、この事件が後に両組の抗争に発展するとは、誰も思わなかった。その日の午後、天は田舎娘の夏と知り合い、夏をソープランドの従業員として働かせる。しかし、天の良心がとがめ、カタギの仕事を夏にみつけてやることを決心。数日後、関西に勢力を誇る神組傘下八団体の幹部会クラスの親睦会“八人会”がある料亭でもたれた。上方会の笹本もその一人である。しかし、その席で、神組の代貸・石山は、敵対する暴力団に負傷させられ、この事件が元で、八人会は九州へ乗こむことになった。天も男を上げようと、九州入りを錦三にたのんだ。九州に行く前、夏に愛の告白をし、夏も天に惚れ込んでいた。流血の抗争となった九州では、上方会の錦三、天などが大活躍。この抗争は、神組の一方的勝利で終った。再び地元にもどった天は、夏のために筋金入りの極道になろうと、今日も錦三の命令で走り廻っているのだった。
松田天
夏
笹本圭司
渋谷栄作
豆吉
ケン
大市喜三郎
花木
上杉照夫
小林
伊藤
岡田半次
清
利男
勝
勇
サトル
警官
丸山刑事
安川
沢井
石山連
川田
谷
金井
キー子
ちどり
ミキ
静代
看守
母親
明美
桃江
花奴
ダンプの運転手
刃物店の主人
老人
薩州側組員A
神組側組員A
後白川錦三
ナレーター
監督
脚本
原作
撮影
音楽
美術
編集
照明
録音
助監督
進行主任
企画
企画
スチル
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