パット・オブライエン
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ベネディクト・ボジャースが製作し、ひさしぶりでヴェテラン、ネロバート・フローリーが監督した1950年作品。「腰抜け顔役」のデーモン・ラニョンの原作をリチャード・ランドウが脚色し、撮影は「極楽ブギウギ」のルシエン・アンドリオと、ウィリアム・ミラーが担当。主演は「栄光に死す」のパット・オブライエン、「脱出(1944)」のドロレス・モラン、「空の要塞」のウェイン・モリス、子役のゲイル・リードで、ローレンス・グレガス、ジャック・エヴァマンらが助演する。ユナイデット・アーティスツ発売。
5年前、オランダ人を殺害したマアティン・マアティン(パット・オブライエン)は、当時の相棒デーン・コオリイ(ウェイン・モリス)の密告のため、検事局のお尋ね者となった。彼は、今は足をあらってバアレスクの製作者になっているコオリイを訪れ、お互いに秘密を守るよう頼んだが、かえって用心棒の銃弾を浴び傷ついた。コオリイは彼を愛するリリイ(ドロレス・モラン)の元に逃れたが、傷ついたマアティンも街をさまよううち、偶然リリイのアパートの真向かいの空ビルに辿りつき動けなくなった。リリイの先夫の子エルジイ(ゲイル・リード)の愛犬スキッパアは、コオリイに蹴られて片眼を失い、マアティンの所に迷い込んで来た。彼は、この犬に片眼のジョニーという名をつけた。翌朝エルジイはマアティンに抱かれているスキッピイを見て喜び、2人は急速に仲よくなり、エルジイは毎日彼の元を訪れた。その頃マアティンには懸賞金がかけられ追求の手が迫っていたが、ある日リリイの所で晩餐をともにしたコオリイが、エルジイがマアティンに関して不審な態度をとったことから、彼の隠れ場所を知り、暗黒の空ビルで2人は決闘し、ともに倒れた。
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