監督、構成
外国の人々が日本についてイメージするとき、“サムライ”“ジュードウ”“カラテ”など、日本古来から伝わる武士道の具体的な形である武道の名を上げる。この映画は、現在これ等の武道は、スポーツ化して、本来の武道の精神からはずれてしまっているのではないかという疑問から出発している。武士道の書とされている『葉穏聞書』にある“武道とは、常住死身になることなり”という代表的な言葉をテーマに、居合道、剣道、空手道、なぎなた道、弓道、相撲道、馬術道をはじめ、刀匠による日本刀の誕生から、能、禅にいたるまでを、武道と切り離せない大自然の四季をおり込みながら「静と動」「明と暗」「生と死」を対照に、武道の神髄を正しく伝えるために製作されたドキュメンタリーである。居合に於ける日本刀の切れ味を試す、人間の首と同じ状態にした“ワラ束”を、百分の一秒の早さで切斬するシーン、空手の破壊力を示す、ビールびんを手刀で切斬すシーンなどが超スローモーションでカメラに促えられている。この作品は'78年第一回マイアミ国際映画祭で、最優秀記録映画賞及び最優秀編集賞を獲得している。監督は「愛のなぎさ」の根本順善、撮影は矢野亮、加藤嘉門がそれぞれ担当。
ストーリー
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。
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作品データ
- 製作年
- 1979年
- 製作国
- 日本
- 配給
- ジョイパックフィルム
- 初公開日
- 1979年10月13日
- 上映時間
- 90分
- 製作会社
- アーサー・デービス・オーガニゼーション・ジャパン=プルミエ・インターナショナル・コーポレーション
- ジャンル
- ドキュメンタリー
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