高松しげお
ヒゲゴジラ
話題をまいた第一作にさらに輪をかけたハレンチぶり。脚本、監督は前作にひきつづいて、山崎巌と鴨井達比古、丹野雄二がそれぞれ担当。撮影は「盛り場流し唄 新宿の女」の萩原憲治が担当。
チャランポラン、チャランポランと「聖ハレンチ学園」の授業終了の鐘が鳴り響いた。今日の放課後は女生徒の身体検査である。ところがこれはヒゲゴジラと丸傘らの仕組んだ悪企み。連中は、校医を追い出すと、女生徒に襲いかかった。帰校中、偶然このピンチを知った山岸、袋小路、風間らハレンチ・トリオは、医師と看護婦に変装して、さっそく救出作戦を展開し、女生徒のボインの恩典にあずかった。しかし、医務室の様子がおかしいとなだれこんできた丸越たちのため、騒ぎは再び膨張し、新聞ダネとなり、教師はただおどおどするばかり。そこへ、ウエスタン・スタイルで颯爽と登場したマカロニは、男生徒に西部魂を教えこむと意気ごんだ。そして、パリから補助金の件で、視察団が来日した。教師たちは、生徒たちに騒がれては、補助金が出なくなるので、臨海学校を開くことを条件に丸めこんだ。驚いたことに、視察団は三人の美しい尼僧であった。さらにびっくりしたことには、この三人娘はヨーロッパで高名なハレンチ娘で、日本のハレンチぶりを視察にきたというわけである。そして、日本のハレンチはまだ水準に達していないから、よく仕込めと補助金五千円を置いて帰国した。あくる日、天下晴れての臨海学校、マカロニのしくんだ罠で、教師もろとも生徒たちを海に沈めて、その間に学園を売りとばす計画であった。死にもの狂いで岩礁に泳ぎついた生徒たちは衣服を波に洗われて、裸に近かった。そんなことから、この小さな島はまたまたハレンチな大騒ぎが始まろうとしていた。
ヒゲゴジラ
マカロニ
丸越
丸傘
柳生みつ子
山岸八十八
依田圭子
甚兵衛
袋小路
風間
あゆ子
ひろ子
あけみ
月亭可朝
シスター・アントワーヌ
シスター・エミリー
柳生只則
柳生勝子
柳生弥生
山岸大八
山岸ハナ
山岸マミ
監督
脚本
脚本
原作
撮影
音楽
美術
編集
照明
録音
企画
企画
スチール
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