堺正章
逆田正章
「喜劇 右むけェ左!」に続く松竹の前田陽一の他社演出作品。脚本は「喧嘩屋一代 どでかい奴」の石松愛弘と前田陽一。撮影も「喜劇 右むけェ左!」の梁井潤がそれぞれ担当。
城南大学の応援団と音楽部は犬猿の仲である。ある日鍋山団長に引率された丸田、ひげ、ニキビらの応援団は、資金調達のため、箱根のホテルにボーイのアルバイトにでかけていった。そんなことは露知らぬ音楽部一同も、リーダーのヤスオを先頭に箱根へ演奏旅行とシャレこみ、両者はホテルでバッタリ鉢合わせ。この連中が、日頃の喧嘩も忘れてモーレツにアタックしたのが、美女さゆりを始めとする十数名の西北大学の空手部女性群。そんな騒動の中で、佐藤、五十嵐、池田のトリオがチャーミングなひろみを連れてホテルの迎賓館へやってきた。五十嵐が主催したドンチャン騒ぎの宴会の席上、公害問題を鋭く追求し、美しい自然を返せと大演説をブチ上げた。都市造りの広大なビジョンを打ちだす五十嵐が、城南大学の先輩と知った逆田と鍋山は大感激。一方、美しいひとみに、すっかりまいった逆田は猛ハッスル。新しい国家造りをさけぶ五十嵐は、ホテルを本拠にして、日本の独立を宣言した。浪花節的な鍋山は、五十嵐の理想実現に共鳴し、日の丸鉢巻で竹槍訓練。五十嵐一党は、ホテルの主要部分にリモコン爆発装置を仕掛け、遂に実力行使にでた。このホテル・ジャックに長田巡査、藤山支配人らもビックリ仰天。そんな一同を尻目に、凶悪な一党の前に、笑顔で立ったのは可れんな京子だった。彼女の活躍により、ホテル・ジャックトリオは、精神病院に入れられ、事件は無事落着した。
逆田正章
鍋山修
ヤスオ
長田巡査
五十嵐
ひとみ
さゆり
藤山支配人
左右田
京子
女医
太井
三郎
丸田
ひげ
圭子
佐藤
客の男
ゲスト
監督、脚本
脚本
製作
製作
撮影
音楽
美術
編集
照明
録音
助監督
スチール
脚色
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