ヨーロッパを舞台に探偵作家が、殺人事件の真相を追うサスペンス・ドラマ。エリック・アンブラーの小説「ディミトリオスの棺」の映画化で、脚本はフランク・グルーバーが執筆。製作はヘンリー・ブランク、監督はジーン・ネグレスコ、撮影はアーサー・エディスン、音楽はアドルフ・ドイッチェ、レオ・F・フォーブステイン、編集はフレデリック・リチャーズが担当。出演はピーター・ローレ、シドニー・グリーンストリート、ザカリー・スコット、ヴィクトル・フランサンなど。
ストーリー
1938年、イスタンブールの海岸に凶悪犯ディミトリオスの死体が上がった。探偵作家のライデンは、ディミトリオスが22年にトルコで殺人を犯し、翌年、ソフィアで首相を暗殺、3年後にはベオグラードでスパイ活動、さらにパリでギャング団に加わったという話を聞き、彼の足跡を辿っていく。アテネで身元を調べ、ソフィアへ渡り、ディミトリオスの恋人イラナにも会った。ホテルでピータースと名乗る男がディミトリオスの情報を売れと言ってきたので、パリで再会する約束をした。パリに着いたライデンはピータースの身元を調べたが、彼はディミトリオスに裏切られたギャング団の一員だった。ライデンは再会したピータースに、イスタンブールに上がった死体が、ディミトリオスではなく、彼がまだ生きていることを教えた。ピータースはこれをネタにディミトノオスを脅迫するが、同士討ちとなるのだった。
スタッフ
監督
ジーン・ネグレスコ
脚本
フランク・グルーバー
製作
ヘンリー・ブランク
撮影
アーサー・エディソン
音楽
アドルフ・ドイッチェ
音楽
レオ・F・フォーブステイン
編集
フレデリック・リチャーズ
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作品データ
[c]キネマ旬報社